ある理系茶人の感動記録。和菓子、時々、情報学

心の「ひだ」まで写し取る、個々人の感性に寄り添った技術を構築するための、感動の「サンプル」を記録。コメント歓迎。

「人工知能」との共存がジワジワと迫りくるなか、 人間は、どのような役割を担うことができるか。 このような問題意識に立ち、 「個人の感動」が、解の一つになりうると考え、このブログを立ち上げました。 すこしだけ説明。 「人工知能」は、 ディープラーニング(Deep Learning: 深層学習)の登場により、 【既存のデータ】を分析して判断基準を習得したり、 その応用により「過去の美的感覚」をもとにした画像などを創り出せるように なりつつあります では、 人間の仕事が無くなってしまうのか。 10年以上、情報処理技術の研究開発に携わってきた経験から言いますと 「そんなに甘くない」というのが答えです。 人間の脳が行っている情報処理は、 わかっている範囲だけでも、非常に高度で複雑。 技術を作れば作るほど 「人間すごい・・・まだまだだ・・・」と 絶望してしまいます。 その絶望にもめげずに挑戦したい。 そして、人間だけができることとはなにか。 ということを、 この3年ほど、考えてきました。 その結果、人間の役割として・・・ 「感動を記録していこう」ということになりました。 なぜか。 人工知能は【既存のデータ】を使っている、と上述しました。 しかし 【どういった現象をデータとして記録すれば良いか】 という判断まで、人工知能ができるでしょうか。 答えは、No(根拠はこちらの記事(執筆中))で、 ここに、人間の果たせる役割が残っていると考えています。 【どういった対象をデータにすれば良いか】 言い換えると、 「どういったデータを、どのように取得すればよいのか」 ということになり、 具体的な観点として、 ・ どういう現象を取り扱うのか ・ どのような計測手段を選定するか ・ どのくらいの細かさ(単位、粒度)で計測するか ・ どのくらい上限・下限を想定すればよいか ・ 計測した際にどういった誤差がどのくらいの確率で生じうるか ・ その現象は、諸々の関連要素にどれだけの影響を及ぼすか(環境、ヒト、モノ、資源、時間) ・ 特に、受け取り手に、どういった変化をもたらすのか ・ 加えて、受け取り手はどのような背景・文脈のもと、現象に「接した」のか など というものが挙げられます。 それぞれを、どのように決めるのが妥当か。 こういった、各観点の提起と、方法の確定が、 人間にしかできないこと、ということになります。 まとめると、 「人工知能に対する【正解】を定義し、適切なデータを取得すること」 が、人間にしかできず、本質的に重要な役割であると考えています。 そして・・・ このブログでは、 自分が経験した「感動」を記録していこうと思っています。 人間が人間らしく在るためのヒントを、紡いでいこうと思います。 # コメントしてくれると、びっくりするぐらい喜びます。笑
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